コロロポッカの森にあるエルフの集落ゴールドウィンドの里で産まれる。里長の娘であったセラは、両親に溺愛されて育ったが、ある日父親であるエルセイアと祖父である長老の会話を偶然聞いてしまい自分に異母姉がいる事を知ってしまう。
驚いたセラは父親にその事を問い質すがはぐらかされてしまう。どうしても諦め切れなかったセラは娘に甘い母親に幾度もしつこく聞き、食い下がる。
あまりの熱意に負けた母親は過去の真相を語り、セラは異母姉の過去に何があったかを知る事となりショックを受けてしまう。これ以後セラは両親に強い不信感を持つこととなる。
同時に異母姉の存在を知って以来、日に日に会った事もない異母姉の事を想う様になり、成人を待たずにゴールドウィンドの里を飛び出してしまう。
成人前の子供であり、また全くの世間知らずだったセラは、人間の街に出た際にあっさりと騙されてしまい身包みを剥され囚われて奴隷として売られてしまう。

奴隷として売られたセラを買ったのは、手配中の悪名高い魔神使いであるゼガートだった。
ゼガートはセラを奴隷として買った後、逃げられない様にすぐさま<魔神の種>を植え付けた。
<魔神の種>に寄生され心を侵蝕されたセラはゼガートの事を慕う様になってしまう。セラは体のいい召使いとして、時には性のはけ口として扱われる事となった。
暫しの時間が経ち、充分に従順になったと判断したゼガートはセラにも魔神使いとしての技の基礎を教えるべく無理矢理弟子にしてしまう。

そんな日々もある日突然終わりが訪れる。ハーヴェスの衛兵と神殿に踏み込まれたゼガートは、魔神を召喚して抵抗したが追い詰められる。
往生際悪く抵抗していたゼガートだが、後にセラがその神官戦士に聞いた話によると自ら開いた異界の門の中より現れた何者かの腕に囚われ、引き裂かれながら引きずりこまれ断末魔の悲鳴を上げながら消えていったらしい。
ゼガートの末路を見たセラは、追いすがる神官たちに恐怖を抱き隠れ家の地下に通じていた遺跡へと逃げ込むが道に迷ってしまい、彷徨う事となる。
疲労の果てに座り込んでしまったセラだったが、そこは偶然にもルーンフォークが眠りに就いている培養槽が設置されている広間だった。
好奇心を抱いたセラは培養槽を弄り回しているうちに封印を解いてしまう。
こうしてシスティーナと出会う事となったが、この後すぐに追って来た神官戦士（ジェードの父親だったらしい）にあっさりと捕らえられ、事情を察した神官戦士に保護される。

自由の身となったセラだが、記憶に混乱を来しており、また魔神使いとしての力を身に着けてしまっていたためにそのまま解き放つ訳にも行かず、神官戦士の知人である『畏怖の舵輪亭』のギルベルトに託される事となった。